中国人民銀行(中央銀行)は同行金融安定分析チームがこのほど発表した「2008年中国金融安定報告」の中で、「国際的経験から明らかなように、株式価格に大幅な変動が生じれば、経済運営や国民の資産にマイナス影響をもたらすことは必至だ。市場の発展状況に絶えず注目し、包括的な措置を取って、株式市場の大幅変動を回避しなければならない」との見方を示した。「中国証券報」が伝えた。
同報告は、株式市場の大幅変動を回避するために、次の6つの対策が必要だとしている。
(1)株式市場の運営制度を改革・改善し、市場規模を緩やかに拡大し、株価指数先物取引などの金融派生商品(デリバティブ)を発展させる。
(2)企業統治(コーポレートガバナンス)と情報公開制度を改善し、上場企業の継続的な質向上を促進する。
(3)多層的な資本市場を発展させ、創業ボードをタイミングよく打ち出す。
(4)規模の大きい機関投資家のさらなる育成に努め、市場への長期的投資資金を増やすためのルートを開拓する。
(5)インサイダー取引や市場操作などの違法行為、ルール違反行為を法律に基づいて摘発し、不正資金の株式市場流入に厳しく対処し、公開性、公平性、公正性に基づく市場秩序の構築および維持に努める。
(6)財税政策措置や金融政策措置などをタイミングよく採用して、市場ニーズを効果的に調整する。(編集KS)